中央材料室での仕事について

今回は中材での仕事についてお伝えします。中材の仕事についてネットなどで検索すると手術で使用した器材や診察中、回診中の処置で使用した器材を洗浄・滅菌すると紹介されているのが一般的です。

その通りではありますが、もう少し具体的にお伝えしてみます。 病院ごとで差異があることは前もって言っておきます、ご理解いただけるとありがたいです。

まずは受け取り。 病棟・外来から前日使用した分、また午前中使用した分などが持ちこまれます。オペ室利用分については手術が終わるとその都度器材が運ばれてきます。 運ばれてくる際に、持ち込まれた物品とともに持ち込んだ物品の一覧を記した伝票がついてきますので、それを見て内容があっているかのチェックをします。 ここで全部そろっていればOK。差異があった場合は各部署に連絡して確認します。 時に針やメスの刃がついてくる(あってはならないことですが)と一旦返却又は中材まで外しに来てもらうことが多いと思われます。

次に洗浄。 数が確認できた器材は汚れに応じて専用の洗剤液に浸漬(数分ほど液につけることで固まりかけた汚れを浮かせる)して洗浄機で洗う準備をして(詳しくは別の機会に)洗浄機に入れます。 手洗いをするものもあれば、デリケートな機材だと専用の機械(眼鏡屋さんで眼鏡を洗浄するような機械の大きいバージョンみたいな)で洗っているようです。

乾燥・セット組・パック詰め  洗浄が終わった器材はエアガンみたいなので水気を飛ばして、器材に合わせた乾燥機に入れて乾燥します。←高温と低温で使い分けているそうです。       乾燥が終わったら滅菌をするのですが、その際にそれぞれの利用用途に合わせてその準備をします。 例えば一本ずつ使う器材であれば専用のパック材に一本ずつ入れて準備をしますし、セット組、例えば小さい物なら歯科医院で一人の患者さま用パックみたいなの見たことないです?あんな感じ。大きい物だと盲腸の手術をするならこれだけは絶対必要っていう器材をコンテナの中にまとめて入れるっていうイメージです。 そんな感じでパック詰めやコンテナ入れをして滅菌をしていくのですが、これも器材によって使い分けています。 物によっては高温滅菌だと溶けてしまうものもあったりするのでいくつかの滅菌方法を使い分けているようです。

滅菌が終わったすぐではとても熱い状態になっているものが大半なのでしばらく冷まして、保管又は、払い出し(各部署の方が取りに来てくれる、または運んでくれる)の準備をします。 ここまでが大雑把な流れになりますかね。 ここまでの過程でどれくらい時間がかかると思いますか?  機器の性能やスタッフの数、洗浄・滅菌が多いときなど条件によって違いますが1.5~2時間以上はかかります。 そんなにかかるんだ…が私の最初の印象でした。

一連の流れについては以上ですが補足として施設面について。これも病院や専門施設によって様々ですが、洗浄を行うエリア、乾燥・パック詰め、滅菌するまでのエリア、滅菌完了したものを保管するエリアに分かれていて、スタッフも各エリアに配置されています。 一人の人がすべてを行うことはあまりないと(規模によってはあるかも。)思いますが、それぞれが選任で行うパターンが多いようです。 

中央材料室のこと知らない人にも伝わったでしょうか。 携わっている方が見て鼻で笑っている方もいるかもですね。 ちょっとでもイメージ出来たと感じて頂けたら嬉しいです。 ではまた。

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