先回は器材の洗浄のことを主にお伝えしていましたが、中材の仕事内容としては多岐にわたることもあります。そのことや働く人についてお伝えします。
一般的には”中央材料室=器材の洗浄滅菌”とされていますが、その他に病院によっては手術室の掃除をされるところもあるようです。病院の規模にもよりますが、複数の手術室があったり、また一つの部屋で1~3回程度の手術が行われることもあるので、手術が終わるたびに次の準備前として部屋の掃除に入ります。 ゴミの片付け、コード類の清拭、ライトや機械の清拭、床のモップ掛けなどを1~3人で20~40分かけて行われるようです。私も体験したことがありますが、結構ハードな方かなと思います。
その他には、手術室内の消耗品(手袋とかテープ類)の補充、手術室・中材・病棟・外来で使用される消耗品を一括して在庫管理したり払い出ししたり、洗濯室が併設されたところだと、病棟や外来で出た洗濯物、リネンやタオル類は業者出しされるところがほとんどだと思いますが、退院された方が使用していたクッション類(体交枕など)、身に着けていたミトンなどを洗濯することもあるようです。
中央材料室は病院内にあるところもあれば、会社として外部で複数の病院分を請け負うところもあります。 いつだったか、ネット検索しているときに、どこかの大手配送業者様がほぼすべてを専用機械を使って洗浄・滅菌・保管・配送までを担っているという記事を読んだことがあります。
外部請負のところだと、一日の仕事がほとんど器材の洗浄、滅菌ということもあるでしょうが、病院内に併設されていると、働く時間ずーっとってことはないと思います。 その仕事の手が空いた時を利用して掃除をされるところや、在庫管理などをされるところがあるのではないかと思います。
私のいるところでは午前中、病棟・外来から持ち込まれた物品、時間外手術で未処理の物品の洗浄滅菌を行っていて、夕方5~6時過ぎ頃からに手術が終わる時間が集中するので洗浄室内はごった返しています。 日中は割と穏やかなので、時に勉強会を開催することもあります。 中材でお仕事されている方他にどんなことをされているのでしょう?
働く時間帯について。 これも病院・施設によって様々だと思いますが、病院併設の場合だと7時半から8時スタート、終業は21~22時くらいでしょうか。 これを早番、遅番で分けて対応されるところがほとんどではないでしょうか。 早番は7時半~8時スタート8時間勤務だとすると休憩含み16時半~17時が定時ですかね。遅番は11時半~12時スタート同じく8時間とすると20時半~21時が定時、早番・遅番とも状況により交代で残業ありって感じでしょうか。
働く時間のスタートが早めで終業が遅めのため、働く方の年齢層はやや高めの傾向があると思います。 子育てが落ち着いて時間の融通が利きやすいことが理由だと思いますが、中にはお若い方もいらっしゃいます。 働くにあたっては特に資格はなくても大丈夫。 働いてみて面白さを感じてもらえれば3年以上の実務経験を経て、試験を受ければ滅菌技師の資格が取れます。 看護師さんの資格があれば1年で受験資格があると聞いたような…。
医療関係に興味はあるけど…って思う方! 是非、中央材料室も視野に入れてみてください。 患者さまと直に接することはありませんが、患者様のことを思って、清潔な器材を提供しませんか?仕事を通じて病院関係者、看護師さんやお医者さま、他の担当技師の方と接することもあり、多方面に興味を持っていただけるのではないでしょうか。 医療の仕事は他にもあるよってこと知って欲しいです。 ではまた。
