災害対策について考えさせられました。

今日、あの津波が襲った地震の際に地域の医療にあたられた病院の先生による講演を聞くことが出来ました。 当時震災にあわれたものの、免震建築により揺れは軽減され、津波が襲ったエリア外であったことから建物自体に大きな被害はなかったそう。 ただしライフラインの水・ガス・電気は止まってしまったが、非常電源と貯水によりある程度の機能は確保できたそうです。

病院は災害より前に移転・新築されたそうで、いずれ来るといわれている大地震に備え、免震対策はもちろん、1Fフロアで救援対策が取られるような配管設計、屋外での作業を想定し外からでも電源が取れるようにしたとか、屋外でも救援ができるようひさし屋根を多く取った、ヘリポートを地上に作るなど工夫したとお話がありました。 実際の震災の際は免震で建物被害が抑えられ、1Fフロアをトリアージ判定別エリアにする際に配管設計が役に立ち、ヘリポートが地上にあることでエレベーターがなくても患者さまを搬送できたとうかがいました。 きちんと想定してあると万が一の時に違うんだなと思いました。

日常訓練も年一又は定期的に行われていたようで、職員だけでなく委託職員(パートとか派遣の人のことかなと思いますが)も参加して、誰がどのように動くのか役割を確認することをされていたそうです。 病院内だけでなく、通信会社・住宅メーカー・地域商店街の方とも連携をとっていたというお話を伺い、なるほどな~と思いました。 

その他に透析患者さまへの対応、手術患者対応、薬の処方について、中材のことについてなど様々な分野に対してお話いただけました。

中材に関しては、ガスが止まったことにより通常滅菌ができないため、電気が使えるようになってからフラッシュ滅菌で対応されたとうかがいました。 当院にも非常電源につながった洗浄機・滅菌機もありはしますが、水の使用量が限られるため難しいだろうなと感じました。貯水があると入っても入院していた患者さま、これから運ばれてくる方々、対応する職員の数を考えると、優先順位は低くなると考えられますよね。

被災された方々に目を向けると、被災直後に運ばれてくる人が多いのではと思っていたそうですが、津波による冠水で道をふさがれ病院にたどり着けないことが影響し、実際運ばれてくる人数で一番多かったのは3日後くらいだったそうです。 あとは3月でまだ寒さが残る中、水による被害で水にぬれて寒さに震える人が多かったと、そのため低体温症で運ばれ予断を許さない方もおられたそう。 大きなけがの方は想定より少なかったが、水害独自だと思われますが肺に何らかの細菌が入りこんで炎症を起こされる方、小さなケガから破傷風を発症される方がいらっしゃったそうです。 災害の内容により症例に差が出るんだなと分かりました。    続きはまた今度。

タイトルとURLをコピーしました