災害対策について考えさせられました2

先回お伝えした3.11における中材の対応について追記します。 電気(非常電源)が開通した時点で対応できた滅菌法についてフラッシュ滅菌のほかプラズマ滅菌も使用されたとのこと。

その他器材は最小限に、高水準消毒対応にする、滅菌パックは2回使用するなどで対応されたそうです。 使用する水に限りがありガスが停止していることもあり滅菌の次の対策として高水準消毒液などを使用されたのかなと推測します、また滅菌パックにおいても供給が止まりますから…。  今後の課題として消耗品の備蓄やガス停止時の代替え法の検討と院内承認を挙げられていました。この課題についてはどの病院においても考えておかないといけないことですね。         (追記した分についてはいただいた資料を見返しての追記です。見落としがありごめんなさい)

その他に印象に残ったこととして、①非常食の確保について ②病院機能を保つためにとった対策 ③メディア対応 ④通常業務に戻るために があります

①非常食の確保                                      災害マニュアルとして患者用非常食の備蓄はありましたが、職員の分の備蓄がなかった!これはビックリでした。救援物資が届くまでどうしていたんだろうと心配になりました。 当院は大丈夫かなとマニュアルを探し確認してみました。職員用…ありました、でも100人分もない。足りるのか???とちょっと不安になりました。

②病院機能を保つために取った対策                            災害が起き、初動で患者さま受け入れ対応ができたそうですが、手当をした後の行き場がない。帰る家がない。トイレを貸して、水や食料はないか。:避難所 手持ちの薬がなくなって不安、薬を処方してほしい。:臨時薬局 行方が分からない家族がいる、ケガをして病院に運ばれたのでは。またここに避難しているのではの問合せ:情報収集場所    病院にはこれらを求める方が多く来院されたそうですが、病院としての機能を保ち混乱しないようにトリアージの前という対策をとたれたそう。 トリアージとは患者さまの緊急状態を見極めることと聞いていますが、その前に病院に何をしに来たのかを聞いて病院外部にそれぞれの拠点を設置しそこへ誘導又は排除するということをされたそう。 避難を求める方々については負傷された方の処置をするためのベットや場所を占領されてしまう、また持続した食事の提供が困難であることもあり別の避難所への移動をお願いすることもされたそう。 取られた対策に対し、理解をしてくれる方、粘る方、怒る方様々だったそうで対応された職員の方の心労も計り知れないです。                      

③メディア対応                                            当初はメディア対応は一切しない方針だったそうですが、発信することでこの状況を多くの方に知っていただき支援につながればと積極的方向にしたそうですが、プライバシー・モラルの問題、対応に時間を割かれて、本来しなければいけないことが出来ないストレスがかかったとのこと。   当時は情報を伝えるためにとTV各社がヘリコプターで取材をしていたと記憶していますが、そんな時某クリニックの院長が支援物資を届けるのに報道用ヘリが多すぎて届けられない。 支援物資を届けたいから空路を開けろ!って仰っていたのを思い出しました。

④通常業務に戻るために                                  ②の部分と重複するところもありますが、病院としての機能<負傷した人の手当や以前より入院されている方の治療・手術の再開>を戻すため、治療が終わっても帰れない方、高齢施設から避難された方、透析・酸素供給が必要な方を必要な支援が受けられる適切な場所へ移動していただく。そのために市や県外の病院・施設に協力をお願いし受け入れていただくことが出来た、ありがたかったとのこと。 ほぼ通常通りの診療ができるようになるまで2か月半ほどだったと仰っていたような。患者さまの数としては近隣の病院が被災したこともあってか受診される方の人数は以前より増えたとのことでした。

今回の災害で得た教訓はいくつか挙げられていましたが、病院・職員の災害に対する備え意識を持つこと、マニュアルは初動のみであとは応用問題。想定外への臨機応変な対応・決断力が必要というのが医療資格を持たない自分にとって出来るかもしれないと思ったことです。

すべては被災者のために、人間が人間を救うんだということを強く語られていたことを最後にお伝えします。     ではまた。

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